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文献詳細

雑誌文献

臨床外科71巻11号

2016年10月発行

増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて

Ⅲ章 消化器救急疾患 疾患別対処法 肝胆膵

急性肝不全—血液浄化療法

著者: 井上和明1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院消化器内科

ページ範囲:P.324 - P.328

文献概要

POINT
■血漿交換は,凝固因子の補充と体内分布容積の小さな蛋白結合性物質を除去することができる.胆汁うっ滞を改善する決め手になることもあるが,基本は補充療法である.
■血液濾過透析は,大量の緩衝液で血液を浄化することにより,毒性物質を除去する治療である.最近,前希釈法により大量の置換液を用いたオンライン法を標準治療として用いることが検討されている.
■ビリルビン吸着は,陰イオン交換樹脂でビリルビン,胆汁酸を吸着する方法である.近年用いられることの少ない治療法であるが,アルブミンに結合した間接ビリルビンも除去することができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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