文献詳細
特集 イラストでみる大腸癌腹腔鏡手術のポイント
腹腔鏡下低位前方切除術
著者: 吉冨摩美1 長谷川傑1 平井健次郎1 肥田侯矢1 河田健二1 篠原尚1 坂井義治1
所属機関: 1京都大学消化管外科
ページ範囲:P.154 - P.162
文献概要
◆直腸癌手術の基本となる直腸間膜全切除(TME)を安全・確実に行うにあたっては,骨盤内外科解剖を正確に認識するための術野展開が求められる.
◆術野展開の要は,助手両手と術者左手の鉗子による適切な緊張であり,それによって剝離層および切開すべきラインが自ずと提示される.
◆高難度に位置づけられる直腸癌手術において,各ステップの術野展開を重視した術式の定型化が,手技の習熟と継承のために肝要である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2018年2月末まで)。
参考文献
掲載誌情報