臨床外科71巻2号

2016年02月発行

特集 イラストでみる大腸癌腹腔鏡手術のポイント

腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術

著者： 清松知充¹ 石原聡一郎¹ 渡邉聡明¹

所属機関： ¹東京大学大学院医学研究科腫瘍外科学

ページ範囲：P.163 - P.169

文献概要

【ポイント】
◆内側からの間膜授動およびIMAの根部処理においては，腰内臓神経から下腹神経の温存に留意する．
◆前方から前側方にかけてはDenonvilliers筋膜とNVBを確認して温存に努める．
◆骨盤底においては肛門挙筋の切離ラインを決め，腹腔内より切離することで適切なマージンを確保する．
＊本論文中、［▶動画］マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます（公開期間：2018年2月末まで）。

参考文献

1）清松知充，渡邉聡明：腹会陰式直腸切断術．手術68：645-650，2014

2）清松知充，渡邉聡明：【直腸癌手術に必要な究極の骨盤解剖学】中直腸動脈の解剖．手術69：1203-1209，2015