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特集 術後障害のリアル—外来フォローの実力が臓器損失を補う 評価・対応の実際
小腸—吸収不良症候群,短腸症候群
著者: 山本隆行1 下山貴寛1 名和俊平1
所属機関: 1四日市羽津医療センターIBDセンター
ページ範囲:P.305 - P.309
文献購入ページに移動◆小腸切除後には,消化吸収不良による機能障害が起こる.各種栄養素の欠乏により,下痢,体重減少,貧血,倦怠感などのさまざまな症状(吸収不良症候群)が出現する.
◆切除された小腸の部位や範囲によって,発生する術後障害も異なる.各栄養素の吸収部位や欠乏症状を正しく理解する必要がある.
◆短腸症候群は患者のQOLを著しく損なうため,医師,看護師,薬剤師,栄養士,臨床心理士,医療ソーシャルワーカーからなる栄養サポートチームによる管理が望まれる.
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