文献詳細
特集 必携 腹腔鏡下胃癌手術の完全マスター—ビギナーからエキスパートまで
PartⅠ:導入〜技術認定に向けて
cStageⅠ胃癌における腹腔鏡下幽門側胃切除の手順と手技
著者: 江原一尚1 中村聡1 山田達也1 森至弘1 新井修1 影山優美子1 川島吉之1 坂本裕彦1 田中洋一1
所属機関: 1埼玉県立がんセンター消化器外科
ページ範囲:P.691 - P.700
文献概要
◆6番郭清では結腸間膜・郭清組織・大網が形成する剝離層を意識して腸間膜化を行う.膵実質と郭清組織の間にある剝離層を保って郭清するには外側アプローチが有用である.
◆膵上縁は神経外側の層を保って郭清する.交差法(Cross-over method)を用いて8aは患者左側,11pは患者右側から郭清すると郭清しやすい.
◆デルタ吻合は十二指腸の可動性確保,デルタチェック,吻合前のローテーション,V字に開く閉鎖,を意識する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2018年6月末まで)。
参考文献
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