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図解!成人ヘルニア手術・14 忘れてはならない腹壁解剖と手技のポイント
腹壁瘢痕ヘルニア(Components Separation法)
著者: 中川雅裕1 赤澤聡1 井上啓太1
所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター再建・形成外科
ページ範囲:P.874 - P.879
文献購入ページに移動腹壁瘢痕ヘルニアに対して,最近は人工物であるメッシュを用いる手術が多い.しかし,感染を伴った例や,緊急手術や大腸切除などの汚染がある例では,術後にメッシュ感染をきたす可能性がある.
Components Separation法(以下CS法)ではメッシュを使用せず,腹壁瘢痕ヘルニアの根治術を行える.形成外科によって行われ始めた手術であるが,腹壁の解剖さえ理解できれば一般外科医にも安全に施行できる手術である.
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