文献詳細
文献概要
臨床研究
2回目のALTA療法における症状改善率(初回と比較して)
著者: 矢野孝明1
所属機関: 1ヤノ肛門外科クリニック
ページ範囲:P.1010 - P.1012
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【目的】痔核に対する硫酸アルミニウムカリウム・タンニン酸注射液を用いた注射治療(ALTA療法)は優れた治療だが,再び出血や脱出をきたすことが稀にある.本研究では,それら再発した症例に対する2回目のALTA療法の症状改善率を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】ALTA療法を行った233例を,「初回ALTA群」212例と「再ALTA群」21例に分類,定義した.性別,年齢,Goligher分類,出血症状,痔核の個数,ALTA合計投与量,痔核1個あたりの最大投与量,症状改善の8項目について2群を比較した.【結果】症状改善率は初回ALTA群が93.4%であり,再ALTA群が71.4%であった.2回目のALTA療法は初回時に比べて症状改善が有意に劣ることが示唆された.
【目的】痔核に対する硫酸アルミニウムカリウム・タンニン酸注射液を用いた注射治療(ALTA療法)は優れた治療だが,再び出血や脱出をきたすことが稀にある.本研究では,それら再発した症例に対する2回目のALTA療法の症状改善率を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】ALTA療法を行った233例を,「初回ALTA群」212例と「再ALTA群」21例に分類,定義した.性別,年齢,Goligher分類,出血症状,痔核の個数,ALTA合計投与量,痔核1個あたりの最大投与量,症状改善の8項目について2群を比較した.【結果】症状改善率は初回ALTA群が93.4%であり,再ALTA群が71.4%であった.2回目のALTA療法は初回時に比べて症状改善が有意に劣ることが示唆された.
参考文献
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