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文献概要
手術トラブルを未然防止する12の行動特性・10
トラブル発生を未然防止する基盤を整える—適切な情報管理・記録管理を実施している
著者: 石川雅彦1
所属機関: 1公益社団法人地域医療振興協会 地域医療安全推進センター
ページ範囲:P.72 - P.75
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外科手術の実施に際しては,職員間で当該手術の関連情報が伝達・共有され,診療録,説明・同意書,手術記録をはじめとして,さまざまな記録が作成されている1).本稿では,トラブル発生を未然防止する基盤を整えることに関連して,外科医が適切な情報管理・記録管理を実施していることが,患者への影響拡大の防止とトラブル発生の未然防止に資するということに焦点をあてて検討する.
外科手術の実施に際しては,職員間で当該手術の関連情報が伝達・共有され,診療録,説明・同意書,手術記録をはじめとして,さまざまな記録が作成されている1).本稿では,トラブル発生を未然防止する基盤を整えることに関連して,外科医が適切な情報管理・記録管理を実施していることが,患者への影響拡大の防止とトラブル発生の未然防止に資するということに焦点をあてて検討する.
参考文献
1)石川雅彦:具体的事例から考える外科手術に関するリスクアセスメント・9 情報管理・記録管理にかかわるトラブルをどう防ぐか.臨外70:1524-1528,2015
2)日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業 公開データ検索.http://www.med-safe.jp/(accessed 2016/10/17)
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