文献詳細
文献概要
増刊号 手術ステップごとに理解する—標準術式アトラス 2 胃・十二指腸
胃粘膜下腫瘍に対する切除術—腹腔鏡内視鏡合同胃局所切除術
著者: 庄司佳晃1 比企直樹1
所属機関: 1がん研有明病院消化器センター胃外科
ページ範囲:P.58 - P.62
文献購入ページに移動体位,トロッカー配置(図1)
ほかの腹腔鏡下手術同様,トロッカーの位置により手術操作が制限されるため,適切なトロッカー配置は腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS),laparoscopic wedge resectionにおいても最も重要なステップの1つである.特に胃壁の閉鎖は狭窄を予防するために極力短軸方向に行う必要があり,腫瘍の局在やサイズ,発育形式に応じて自動縫合器の方向をあらかじめ予測し,トロッカー配置を決定する必要がある.
①体位は截石位とする.術中は腸管を避けるため,頭高位とする.
掲載誌情報