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文献詳細

雑誌文献

臨床外科72巻11号

2017年10月発行

増刊号 手術ステップごとに理解する—標準術式アトラス

4 大腸・肛門

結腸癌—結腸右半切除術

著者: 大田貢由1

所属機関: 1横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター

ページ範囲:P.86 - P.90

文献概要

Step1
トロッカー挿入,視野の確保と展開,後腹膜剝離先行アプローチによる授動(図1)
 右結腸間膜は小腸間膜と連続しているため,内側アプローチで腹側から右結腸間膜の背側に到達するためには,小腸間膜の無血管領域を切開する必要がある.このため,当院では回腸末端の間膜付着部から右結腸間膜背側の剝離を行う方法(後腹膜剝離先行アプローチ)を採用している.
①5ポート法で行う.臍部にカメラポートを挿入する.気腹圧は10〜12 cmH2Oで行っている.気腹後,左右側腹部に5 mmポートを2か所ずつ追加する.腹腔鏡下にリニアステープラーを使用する場合には,術者の右手ポートを12 mmにしてもよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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