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文献詳細

雑誌文献

臨床外科72巻11号

2017年10月発行

文献概要

増刊号 手術ステップごとに理解する—標準術式アトラス 4 大腸・肛門

直腸癌—骨盤内臓全摘術

著者: 相場利貞1 上原圭介1 向井俊貴1 冨田明宏1 江畑智希1 梛野正人1

所属機関: 1名古屋大学大学院腫瘍外科学

ページ範囲:P.129 - P.133

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Step1
ポート留置,左側結腸の授動(図1)
 手術は長丁場となるため,最初にストレスのない手術環境を整えておくことが非常に重要となる.骨盤内臓全摘を要する直腸癌では,すでにS状結腸人工肛門が造設されていたり,骨盤内に大きな腫瘤があったりするため,下腸間膜静脈(IMV)の内側から手術に着手することを基本方針としている1)
①ポートを留置し,腹腔内および骨盤内を観察する.

参考文献

1)相場利貞,上原圭介,向井俊貴,他:脾彎曲授動術-内側アプローチによる腹腔鏡下脾彎曲授動術.消外40:633-638,2017
2)Uehara K, Nakamura H, Yoshino Y, et al:Initial experience of laparoscopic pelvic exenteration and comparison with conventional open surgery. Surg Endosc 30:132-138, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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