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文献詳細

雑誌文献

臨床外科72巻11号

2017年10月発行

増刊号 手術ステップごとに理解する—標準術式アトラス

4 大腸・肛門

痔瘻根治術

著者: 松田大助1 清水紀香1 大高京子1 松田好雄1

所属機関: 1荒川外科肛門科医院

ページ範囲:P.141 - P.151

文献概要

 痔瘻にはいろいろなタイプがある.本稿では,一般によく遭遇する低位筋間痔瘻の手術法について述べる.
 当院では基本的に,後方痔瘻に対しては根治性を重視した開放術(lay open法)を行い,前側方痔瘻に対しては肛門機能の保全を重視した括約筋温存術を行っている.

参考文献

1)佐原力三郎:前側方痔瘻の治療.日本大腸肛門病会誌,66:1035-1043,2013
2)佐田春樹,角田明良,杉本卓哉,他:前側方低位筋間痔瘻に対するLigation of Intersphincteric Fistula Tract術後の短期成績と肛門機能.日本大腸肛門病会誌66:406-411,2013
3)松田大助,大沢晃弘:低位筋間痔瘻に対する手術-切開開放術・括約筋温存術について.手術69:433-442,2015
4)金井忠男,栗原浩幸,石川 徹,他:低位筋間痔瘻に対する括約筋温存術-coring lay open法を含めて.外科73:948-953,2011
5)浅野道雄,松田保秀:低位筋間痔瘻に対する手術.消外34:321-329,2011
6)高野正太,辻 順行,山田一隆,他:低位筋間痔瘻に対する有茎筋粘膜弁を用いた括約筋温存術の有効性.日本大腸肛門病会誌68:75-80,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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