文献詳細
増刊号 手術ステップごとに理解する—標準術式アトラス
4 大腸・肛門
文献概要
痔瘻にはいろいろなタイプがある.本稿では,一般によく遭遇する低位筋間痔瘻の手術法について述べる.
当院では基本的に,後方痔瘻に対しては根治性を重視した開放術(lay open法)を行い,前側方痔瘻に対しては肛門機能の保全を重視した括約筋温存術を行っている.
当院では基本的に,後方痔瘻に対しては根治性を重視した開放術(lay open法)を行い,前側方痔瘻に対しては肛門機能の保全を重視した括約筋温存術を行っている.
参考文献
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4)金井忠男,栗原浩幸,石川 徹,他:低位筋間痔瘻に対する括約筋温存術-coring lay open法を含めて.外科73:948-953,2011
5)浅野道雄,松田保秀:低位筋間痔瘻に対する手術.消外34:321-329,2011
6)高野正太,辻 順行,山田一隆,他:低位筋間痔瘻に対する有茎筋粘膜弁を用いた括約筋温存術の有効性.日本大腸肛門病会誌68:75-80,2015
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