文献詳細
増刊号 手術ステップごとに理解する—標準術式アトラス
5 肝臓
前区域切除
著者: 山下俊1 長谷川潔1 國土典宏2
所属機関: 1東京大学医学部肝胆膵外科,人工臓器・移植外科 2国立国際医療研究センター
ページ範囲:P.191 - P.195
文献概要
開創・術中超音波(図1)
視野の確保を十分に行うことが重要である.肥満例や腹腔内癒着のために操作性が不良の際には,開胸を加えることが有用である.
①J字型切開による開腹を行う.皮膚切開は胸骨尾側端から正中切開を置き,横切開創は右第9肋間へ向かう.開胸を要する場合,この横切開創を後腋窩線まで十分に広げる.
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