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文献詳細

雑誌文献

臨床外科72巻11号

2017年10月発行

文献概要

増刊号 手術ステップごとに理解する—標準術式アトラス 6 胆・膵

総胆管切開

著者: 野村良平1 徳村弘実1

所属機関: 1東北労災病院外科

ページ範囲:P.228 - P.234

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Step1
critical view of safetyの作製,術中胆道造影(図1)
 Calot三角,そして総胆管前面の術野展開が腹腔鏡下胆管手術を可能にする.経胆囊管法の適応とならないものを胆管切開法で行う.すなわち,術前画像診断および術中胆道造影で総胆管結石が5個以上,結石の最大径が8 mm以上,肝臓側胆管に結石があるもの,のいずれかがあれば胆管切開法で行う.
①Hasson法で臍部に12 mmカメラポートを挿入する.気腹圧は10 mmHgとし,視野不良例では圧を上げる.

参考文献

1)徳村弘実,梅澤昭子,坂本宣英,他:ルーチン腹腔鏡下経胆囊管的胆道造影1,179例の検討.胆道13:301-307,1999
2)徳村弘実,野村良平,松村直樹:【胆膵疾患に対する高難度腹腔鏡下手術】腹腔鏡下総胆管結石手術.胆と膵35:1255-1260,2014
3)Berthou JCh, Dron B, Charbonneau P, et al:Evaluation of laparoscopic treatment of common bile duct stones in a prospective series of 505 patients:indications and results. Surg Endosc 21:1970-1974, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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