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特集 最新の胆道癌診療トピックス—新たな治療戦略の可能性を探る 手術手技
門脈浸潤を伴う胆道癌の切除
著者: 杉浦禎一1 岡村行泰1 上坂克彦1
所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター肝胆膵外科
ページ範囲:P.1455 - P.1461
文献購入ページに移動◆門脈の切除・再建は,術前のCT(特に3Dアンギオの門脈像)を用いて十分なプランニングをすることが重要である.
◆右側肝切除時では,左門脈が長いために門脈再建時に屈曲しないように長さの調節が必要である.
◆左側肝切除時では,多くの症例で右肝動脈合併切除・再建が必要となること,門脈右枝には門脈左枝ほど長さに余裕がなく,前後区域枝の分岐形態も症例により様々であることより,右側肝切除と比べ手術の難易度は格段に上がる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画(Flash形式)を見ることができます(公開期間:2020年12月末まで)。
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