icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科72巻2号

2017年02月発行

文献概要

特集 ビッグデータにもとづいた—術前リスクの評価と対処法 機能障害別 評価と対処法

周術期の止血機能異常に対するスクリーニング検査

著者: 安本篤史1 矢冨裕1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科臨床病態検査医学

ページ範囲:P.166 - P.169

文献購入ページに移動
【ポイント】
◆病歴聴取と身体診察から出血傾向を疑い,必要があれば繰り返し検査を行って,異常があれば精密検査を依頼する.
◆抗血栓薬内服症例は,症例ごとに出血リスクと血栓リスクを天秤にかけて評価し,薬剤の中止期間を決める.
◆血栓症リスクは術前スクリーニング検査だけでは鑑別できず,病歴聴取から精密検査を行う.

参考文献

1)朝倉英策:臨床に直結する血栓止血学.中外医学社,2013,pp 95-96
2)インヒビターのない血友病患者に対する止血治療ガイドライン作成委員会:インヒビターのない血友病患者に対する止血治療ガイドライン:2013年改訂版.血栓止血誌24:619-639,2013
3)藤本一眞,藤城光弘,加藤元嗣,他:抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン.Gastroenterol Endosc 54:2073-2102,2012
4)日本循環器学会:循環器疾患における抗凝固・抗血小板薬に関するガイドライン(2009年改訂版),2015
5)松下 正:処置・手術時の抗凝固薬.抗血小板薬の扱い.Medicina 48:1798-1802,2011
6)肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドライン作成委員会(編):肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドライン.Medical Front International Limited,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?