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文献詳細

雑誌文献

臨床外科72巻2号

2017年02月発行

文献概要

特集 ビッグデータにもとづいた—術前リスクの評価と対処法 術式別 評価と対処法

肝切除

著者: 熊本宜文1 松山隆生1 森隆太郎1 澤田雄1 遠藤格1

所属機関: 1横浜市立大学消化器・腫瘍外科

ページ範囲:P.188 - P.193

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【ポイント】
◆National Clinical Database(NCD)が2011年に発足してから5年が経過し,データの蓄積とともにNCDデータのフィードバックが開始されている.
◆消化器外科専門医医療水準評価術式の8術式では,①リアルタイムフィードバック,②Risk Calculator,③施設診療科の患者背景とパフォーマンスの全国比較,④パフォーマンス指標および合併症発生率の4つのNCDフィードバック機能が利用可能である.
◆NCDフィードバック機能により,手術予定症例の手術死亡の予測発生率や,自施設診療科のパフォーマンスを客観的なデータで知ることが可能となる.

参考文献

1)若林 剛,今野弘之,宇田川晴司,他:National Clinical Database(消化器外科領域)Annual Report 2014.日消外会誌48:1032-1044,2015
2)北郷 実,宮田裕章,北川雄光:専門医制度におけるNCDの意義と課題.消外39:865-870,2015
3)Gotoh M, Miyata H, Hashimoto h, et al:National Clinical Database feedback implementation for quality improvement of cancer treatment in Japan:From good to great through transparency. Surg Today 46:38-47, 2016
4)Kenji A, Miyata H, Gotoh M, et al:Risk stratification of 7,732 hepatectomy cases in 2011 from the National Clinical Database for Japan. J Am Coll Surg 218:412-22, 2014
5)NCD消化器外科領域フィードバック機能参考資料第1.07版

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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