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文献詳細

雑誌文献

臨床外科72巻3号

2017年03月発行

昨日の患者

癌罹患をも楽しむ恩師

著者: 中川国利1

所属機関: 1宮城県赤十字血液センター

ページ範囲:P.283 - P.283

文献概要

 かつて癌は不治の病とされ,告知により患者が生きる気力を消失するため,癌告知は行わないのが常であった.しかし治療により7割が完治する現在では告知が常識化し,生涯において癌に複数回罹患する人も存在する.
 93歳になるKさんは,私の小学生時代の恩師である.出征,結核と二度にわたる死線を乗り越え,教師を長らく務めたあとは,郷里で趣味の書道を楽しんでいる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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