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文献詳細

雑誌文献

臨床外科72巻3号

2017年03月発行

手術トラブルを未然防止する12の行動特性・12【最終回】

対話に基づく高信頼性組織を維持する—患者・家族と双方向の対話を実施している

著者: 石川雅彦1

所属機関: 1公益社団法人地域医療振興協会 地域医療安全推進センター

ページ範囲:P.338 - P.342

文献概要

●はじめに
 外科手術の実施に際しては,術前・術中・術後に患者状況の変化に対応して,さまざまな説明が実施されている1).本稿では,対話に基づく高信頼性組織(high reliability organization)を維持することに関連して,外科医が患者・家族と双方向の対話を実施していることが,患者への影響拡大の防止とトラブル発生の未然防止に資するということに焦点をあてて検討する.

参考文献

1)石川雅彦:具体的事例から考える外科手術に関するリスクアセスメント・10 説明と同意にかかわるトラブルをどう防ぐか.臨外71:92-96,2016
2)日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業 公開データ検索.http://www.med-safe.jp/(accessed 2016/11/10)
3)石川雅彦:医療安全New Perspectives Ⅳ Disclosure実施におけるプロセス—医療安全推進における“真実の告知”.看護管理21:755-760,2011
4)Australian Commission on Safety and Quality in Healthcare. Open Disclosure Standard. http://www.safetyandquality.gov.au/wp-content/uploads/2012/01/OD-Standard-2008.pdf(accessed 2016/11/10)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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