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特集 消化管吻合アラカルト—あなたの選択は? 胃外科
幽門側胃切除術後Billroth Ⅰ法再建:Circular stapler
著者: 中田浩二1 羽生信義2 柏木秀幸2 小村伸朗2 矢野文章2 志田敦男2 三森教雄2 矢永勝彦2
所属機関: 1東京慈恵会医科大学臨床検査医学 2東京慈恵会医科大学外科
ページ範囲:P.424 - P.428
文献購入ページに移動◆幽門側胃切除Billroth Ⅰ法再建においてcircular stapler(CS)による器械吻合を安全に行うためのおもなポイントとして,以下が挙げられる.
◆胃切離ラインはできるだけ胃の長軸に対して垂直となるようにし,大彎のたるみが生じないようにすること.
◆アンビルヘッドとCS本体を合体し締め込む際に,緊張をゆるめ,打ち抜く組織量を多く取るようにすること.
◆残胃小彎のステイプルラインが腹側ではなく0時方向になるように誘導し,吻合部に捻れの力が加わらないようにすること.
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