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書評
—日本Acute Care Surgery学会/日本外傷学会(監訳)—DSTC外傷外科手術マニュアル[Web動画付]
著者: 渡部広明1
所属機関: 1島根大・Acute Care Surgery
ページ範囲:P.436 - P.436
文献購入ページに移動 待望の“Manual of Definitive Surgical Trauma Care”の第4版が出版された.本書はこの全訳版であり,外傷外科手技をトレーニングするDSTCコースのコースマニュアルである.
近年,外傷外科手術症例の減少に伴い外傷外科手術を習得するのは困難となっている.こうした中,外傷外科手術を習得するためのoff-the-jobトレーニングコースに対する期待感は非常に大きい.DSTCコースはその代表的な国際的コースであり,1993年に開発されて以来,全世界の多くの外科医が受講し外傷外科手術の基本事項を学習している.本コースで学ぶべき事項は多いが,本書はそれを網羅するだけではなく,手術手技にとどまらず外傷外科手術症例を治療する上で重要な外傷患者の生理学的事項,ダメージコントロールの基本事項などが詳述されている.また重症外傷症例の多くは,術後集中治療の成否が救命の可否を左右するわけであるが,これについても詳しく解説している.
近年,外傷外科手術症例の減少に伴い外傷外科手術を習得するのは困難となっている.こうした中,外傷外科手術を習得するためのoff-the-jobトレーニングコースに対する期待感は非常に大きい.DSTCコースはその代表的な国際的コースであり,1993年に開発されて以来,全世界の多くの外科医が受講し外傷外科手術の基本事項を学習している.本コースで学ぶべき事項は多いが,本書はそれを網羅するだけではなく,手術手技にとどまらず外傷外科手術症例を治療する上で重要な外傷患者の生理学的事項,ダメージコントロールの基本事項などが詳述されている.また重症外傷症例の多くは,術後集中治療の成否が救命の可否を左右するわけであるが,これについても詳しく解説している.
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