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文献詳細

雑誌文献

臨床外科72巻5号

2017年05月発行

文献概要

特集 百花繚乱! エネルギーデバイスを使いこなす 術式別:デバイスの選択と活用法

腹腔鏡下直腸癌手術—超音波凝固切開装置の活用法

著者: 大塚幸喜1 木村聡元1 箱崎将規1 八重樫瑞典1 上嶋恵1 三宅孝典1 高清水清治1 畑中智貴1 松尾鉄平1 佐藤慧1 藤井仁志1 吉楽拓哉2 里吉梨香2 佐々木章1

所属機関: 1岩手医科大学外科 2秋田赤十字病院消化器病センター消化器外科

ページ範囲:P.569 - P.577

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【ポイント】
◆大腸癌に対する腹腔鏡手術は,主に「スパチュラ型電気メス」「超音波凝固切開装置」の両刀使いで行われている割合が多いが,本稿では超音波凝固切開装置の活用法について述べる.
◆超音波凝固切開装置のアクティブブレードによる熱損傷を避けるためのコツやピットフォールを述べる.
◆エネルギーデバイスの長所だけではなく短所も熟知し,正しい使用方法を身につけることが重要である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画(Flash形式)を見ることができます(公開期間:2020年5月まで)。

参考文献

1)大塚幸喜,板橋哲也,佐々木章,他:腹腔鏡下低位前方切除術.消外32;1175-1186,2009
2)大塚幸喜,板橋哲也,木村聡元,他:直腸癌に対する腹腔鏡下手術.外科治療102:77-84,2010
3)黒柳洋弥,的場周一郎,森山 仁,他:側方郭清.奥田準二(編);最先端の内視鏡下大腸手術,第1版.永井書店,2011,pp 197-206
4)比企直樹,布部創也,佐野 武,他:腹腔鏡下胃癌手術における新しいエネルギーデバイス.臨外65:1530-1535,2010
5)橋本俊介,龍岡穂積,,圧腹久裕,他:超音波凝固切開装置のキャビテーションによる生体障害作用の検討.日鏡外会誌15:175-181,2010
6)金平永二,大村健二,宮永太門:55.5 kHz超音波凝固切開装置の安全性に関する基礎実験と腹腔鏡下胃手術への応用.日鏡外会誌2:239-244,1997
7)大塚幸喜,板橋哲也,木村聡元,他:左半・S状結腸切除術—そのコツとピットフォール.臨外65:319-325,2010
8)大塚幸喜,秋山有史,板橋哲也,他:結腸癌に対する腹腔鏡下D3郭清の手術手技.手術61:999-1005,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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