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文献詳細

雑誌文献

臨床外科72巻5号

2017年05月発行

文献概要

特集 百花繚乱! エネルギーデバイスを使いこなす 術式別:デバイスの選択と活用法

腹腔鏡下肝左葉切除術—CUSAを使用して

著者: 小島正之1 加藤悠太郎1 棚橋義直1 中嶋早苗1 安田顕1 香川幹1 木口剛造1 辻昭一郎1 三井哲史1 杉岡篤1

所属機関: 1藤田保健衛生大学肝胆膵外科学講座

ページ範囲:P.578 - P.582

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【ポイント】
◆Laennec被膜の概念を正しく理解したうえで,①肝外グリソン鞘先行確保・遮断,②主肝静脈の根部からの安全な剝離・露出手技,③“one-way resection”による過不足のない肝実質切除,からなる定型化された術式を行う.
◆肝切離を行うにあたり,脈管処理や出血に対するCUSAの特徴を理解する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画(Flash形式)を見ることができます(公開期間:2020年5月まで)。

参考文献

1)Laennec RTH:Lettre sur des tuniques qui enveloppent certains viscères, et fournissent des gaines membraneuses á leurs vaisseaux. Journ De Méd Chir et Pharm, Vendémianre an Ⅺ, pp 539-575, et Germinal an Ⅺ, pp 73-89
2)杉岡 篤,加藤悠太郎,棚橋義直,他:悪性疾患.腹腔鏡下亜区域切除—レネック被膜の概念に基づく定型化.北野正剛(編集主幹),若林 剛(編);腹腔鏡下消化器外科手術 標準手技シリーズ4.肝臓・脾臓.メジカルビュー,2015,pp 42-51
3)杉岡 篤,加藤悠太郎,棚橋義直,他:レネック被膜とは何か?—安全確実な肝切除の定型化のために.臨外70:985-993,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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