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特集 術後重大合併症—これだけは知っておきたい緊急処置法 各論
肝膿瘍
著者: 高屋敷吏1 清水宏明1 吉富秀幸1 古川勝規1 久保木知1 高野重紹1 鈴木大亮1 酒井望1 賀川真吾1 野島広之1 細川勇1 大塚将之1
所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学
ページ範囲:P.721 - P.724
文献購入ページに移動◆術後肝膿瘍は特徴的な臨床症状,所見に乏しいため,その発症を念頭においた画像診断を適宜行うことが重要である.
◆肝膿瘍の緊急処置法として経皮経肝膿瘍ドレナージが有用であり,その際は肝内血管損傷などの合併症に留意する.
◆グラム陰性桿菌などの感染を想定した速やかなempiric therapyに引き続き,細菌培養結果を参考にした適切な抗菌薬治療も必要となる.
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