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文献詳細

雑誌文献

臨床外科72巻7号

2017年07月発行

特集 イラストでわかる!—消化器手術における最適な剝離層

胃全摘術における剝離層の選択

著者: 小寺泰弘1

所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科

ページ範囲:P.797 - P.803

文献概要

【ポイント】
◆定型的に網囊切除を行うことは進行胃癌の予後の改善に繋がらないことが判明した.
◆網囊切除の剝離層自体は,網囊切除を行わなくても胃癌の手術の様々な局面で応用されている.
◆脾摘や膵尾部の切除を行う場合に必要な膵脾の脱転には,網囊切除の剝離層は有用である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画(Flash形式)を見ることができます(公開期間:2020年7月末まで)。

参考文献

1)小寺泰弘,小林大介,田中千恵,他:胃上部の進行胃癌に対する脾摘を伴う定型的胃全摘術.消外36:1415-1425,2013
2)Sano T, Sasako M, Mizusawa J, et al:Randomized controlled trial to evaluate splenectomy in total gastrectomy for proximal gastric carcinoma. Ann Surg 265:277-283, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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