icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科72巻7号

2017年07月発行

文献概要

特集 イラストでわかる!—消化器手術における最適な剝離層

腹腔鏡下結腸左半切除術における剝離層の選択

著者: 品川貴秀1 清松知充1 渡邉聡明1

所属機関: 1東京大学腫瘍外科

ページ範囲:P.815 - P.820

文献購入ページに移動
【ポイント】
◆内側アプローチでは尿管および性腺動静脈を後腹膜下筋膜背側に温存する層で剝離を進める.
◆頭側の剝離は膵下縁のレベルまで十分に行い,下腸間膜静脈中枢側は膵下縁のレベルを目安に処理する.
◆脾彎曲部は内側・外側アプローチに加え,胃結腸間や脾下縁など多方向からの剝離を合わせて授動を行う.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画(Flash形式)を見ることができます(公開期間:2020年7月末まで)。

参考文献

1)Rosi PA:Hemicolectomy in the treatment of carcinoma of the left colon. Q Bull Northwest Univ Med Sch 23:376-383, 1949
2)清松知充,石原聡一郎,渡邉聡明,他:【大腸腹腔鏡下手術—合併症ゼロをめざした秘策】手術手技 腹腔鏡下S状結腸切除術.手術69:719-724,2015
3)奥田準二,田中慶太朗,山本誠士,他:【イラストでみる大腸癌腹腔鏡手術のポイント】腹腔鏡下左結腸切除術.臨外71:149-153,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?