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文献詳細

雑誌文献

臨床外科73巻11号

2018年10月発行

文献概要

増刊号 あたらしい外科局所解剖全図—ランドマークとその出し方 上部消化管

胃癌NAC後のD2郭清に必要な局所解剖

著者: 吉田和弘1 今井健晴1 山口和也1

所属機関: 1岐阜大学腫瘍外科

ページ範囲:P.68 - P.73

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●point
●NACの有無にかかわらず,標準的なD2郭清に必要なランドマークを理解しておくことが最も重要である.
●根治切除するために,標準的な剝離層でよいか,NACによる線維化や癌の浸潤を考慮してさらに深い層で剝離すべきかの見極めが必要である.
●NACにより周囲臓器との強い癒着や浸潤がみられる場合には後に回し,同部位を周囲から挟み撃ちに郭清する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年10月末まで)。

参考文献

1)吉田和弘,他:胃癌手術における超音波凝固切開装置を用いた郭清.手術63:361-367,2009
2)山口和也,吉田和弘,他:胃癌手術における術野の展開.消外34:1453-1465,2011
3)佐野 武,笹子三津留:新 癌の外科-手術手技シリーズ3 胃癌.国立がんセンター(編).東京,メジカルビュー,2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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