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増刊号 あたらしい外科局所解剖全図—ランドマークとその出し方 肝胆膵
肝門部胆管癌手術時に留意すべき局所解剖—肝門板,Glisson鞘を中心に
著者: 菊地祐太郎1 松山隆生1 村上崇1 土屋伸宏1 藪下泰宏1 澤田雄1 本間祐樹1 熊本宜文1 遠藤格1
所属機関: 1横浜市立大学医学部消化器・腫瘍外科学
ページ範囲:P.188 - P.195
文献購入ページに移動●術前の造影CTおよび直接胆管造影像から癌の進展範囲を正確に診断し,各肝切除術式における胆管分離限界点との比較から適切な術式を立案することが重要である.
●脈管走行の立体的位置関係の把握を術前に行っておく.
●右肝切除では門脈臍部をランドマークとして肝切離および肝門板切離を行うことが重要である.
●肝門板切離および胆道再建の際は,胆管に並走する肝動脈の損傷に注意する.
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