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文献詳細

雑誌文献

臨床外科73巻11号

2018年10月発行

文献概要

増刊号 あたらしい外科局所解剖全図—ランドマークとその出し方 ヘルニア

鼠径ヘルニア修復術に必要な局所解剖:Lichtenstein法

著者: 和田則仁1 古川俊治1 北川雄光1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部一般・消化器外科

ページ範囲:P.276 - P.281

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●point
●Pubic fascicle(挙睾筋恥骨枝)を切離し,恥骨結節から2〜3 cm陰囊側に剝離を進め,メッシュを展開する.
●挙睾筋膜を認識し外側の付着部(鼠径靱帯,iliopubic tract)で切離することで,メッシュ留置の外側縁が明確となる.
●挙睾筋膜を温存することで,輸精管や血管,神経を損傷することなく精索を授動でき,合併症のリスクを軽減しうる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年10月末まで)。

参考文献

1)Lichtenstein IL, Shulman AG, Amid PK, et al:The tension-free hernioplasty. Am J Surg 157:188-193, 1989
2)和田則仁,古川俊治,北川雄光:腹部ヘルニア手術のすべて,成人の鼠径部ヘルニア手術,リヒテンシュタイン法.手術72:991-997,2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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