文献詳細
文献概要
増刊号 あたらしい外科局所解剖全図—ランドマークとその出し方 ヘルニア
鼠径ヘルニア修復術に必要な局所解剖:Lichtenstein法
著者: 和田則仁1 古川俊治1 北川雄光1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部一般・消化器外科
ページ範囲:P.276 - P.281
文献購入ページに移動●Pubic fascicle(挙睾筋恥骨枝)を切離し,恥骨結節から2〜3 cm陰囊側に剝離を進め,メッシュを展開する.
●挙睾筋膜を認識し外側の付着部(鼠径靱帯,iliopubic tract)で切離することで,メッシュ留置の外側縁が明確となる.
●挙睾筋膜を温存することで,輸精管や血管,神経を損傷することなく精索を授動でき,合併症のリスクを軽減しうる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年10月末まで)。
参考文献
掲載誌情報