文献詳細
増刊号 あたらしい外科局所解剖全図—ランドマークとその出し方
ヘルニア
文献概要
●point
●腹壁の形成とともに,横筋筋膜と腹膜前腔によって形成される腹膜外腔の3次元構造をイメージすることが大切である.
●TEP法には経腹直筋前鞘アプローチと正中アプローチという2つの進入経路がある.
●Retzius腔から腹膜前腔に進入しヘルニア囊を捉えるまでの手順を中心にランドマークの確認と手術手技のコツを紹介する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年10月末まで)。
●腹壁の形成とともに,横筋筋膜と腹膜前腔によって形成される腹膜外腔の3次元構造をイメージすることが大切である.
●TEP法には経腹直筋前鞘アプローチと正中アプローチという2つの進入経路がある.
●Retzius腔から腹膜前腔に進入しヘルニア囊を捉えるまでの手順を中心にランドマークの確認と手術手技のコツを紹介する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年10月末まで)。
参考文献
1)朝䕃直樹:特集 腹腔鏡下鼠径部ヘルニア手術の最新手技TEP法の解剖—腹膜外腔とはどこか? TAPPもTEPも解剖は同じです—.手術70:1445-1459,2016
2)朝蔭直樹:腹膜前腔とはどこか? —正中アプローチTEP(Totally ExtraPeritoneal repair)における進入経路の解剖.日ヘルニア会誌1:13-18,2014
3)Fowler R:The applied surgical anatomy of the preperitoneal fascia of the groin and the “secondary” internal ring. Aust NZ J Surg 45:8-14, 1975
4)朝蔭直樹:Attenuated Posterior Rectus Sheath(APRS)と横筋筋膜・腹膜前腔・Retzius腔に関する一考察.日本ヘルニア学会誌3:10-17,2017
5)朝䕃直樹:特集 最新 腹腔鏡下ヘルニア修復術—エキスパートのコツと工夫Ⅲ.さらなる工夫1.TANKO-TEPは難しくない!—正中アプローチの手術手技.手術69:1581-1591,2015
掲載誌情報