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文献詳細

雑誌文献

臨床外科73巻12号

2018年11月発行

昨日の患者

自宅で最期を迎える

著者: 中川国利1

所属機関: 1宮城県赤十字血液センター

ページ範囲:P.1349 - P.1349

文献概要

 進行期癌にて最期を迎える際,多くの患者は病院で迎える.しかし患者自身の強い希望で,自宅で最期を迎えた事例を紹介する.
 60歳代後半のTさんは,3年ほど前に胆囊癌で拡大胆囊摘出術を行った.術後に黄疸が生じ,画像検査では多発性肝転移も認めた.そこでステントを留置し,黄疸は一時的には改善したが再び黄疸が著明となった.癌化学療法の効果がなく,予後が大変厳しいことを伝えると,Tさんは住み慣れた自宅での療養を希望した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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