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文献詳細

雑誌文献

臨床外科73巻12号

2018年11月発行

特集 炎症性腸疾患アップデート—いま外科医に求められる知識と技術

クローン病の手術手技

腸管の瘻孔・膿瘍を伴うクローン病に対する手術

著者: 二見喜太郎1 東大二郎1 平野由紀子1 上床崇吾1 林貴臣1 増井友恵1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院外科

ページ範囲:P.1378 - P.1383

文献概要

【ポイント】
◆クローン病に対する手術方針はQOLの回復を目的とした難治性合併症の除去と短腸症候群を予防するための腸管温存である.
◆瘻孔,膿瘍を合併した穿通型症例では周辺臓器への炎症の波及は広汎かつ高度で,丹念な癒着剝離による責任病変の確認が肝要となる.
◆穿通型病変は腸切除の適応で,被害腸管については楔状切除など可及的に温存を図る.

参考文献

1)二見喜太郎,東大二郎,二木 了,他:クローン病の長期経過における外科の役割と術後再発予防の戦略.日消誌108:410-417,2011
2)二見喜太郎:Crohn病小腸大腸手術:消化器外科ナビゲイト・大腸小腸.中山書店,2009,pp 54-66.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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