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文献詳細

雑誌文献

臨床外科73巻13号

2018年12月発行

文献概要

特集 ここがポイント!—サルコペニアの病態と対処法 各論3・サルコペニア改善の取り組み

サルコペニアに対する運動・栄養介入の方法と効果

著者: 愛甲丞12 瀬戸泰之1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科 消化管外科 2東京大学大学院医学系研究科 社会連携講座肥満メタボリックケア

ページ範囲:P.1495 - P.1498

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【ポイント】
◆サルコペニアは癌に対する外科治療において,周術期合併症や予後のリスク因子とされている.
◆サルコペニアの予防・治療には,十分なタンパク摂取とレジスタンストレーニングを含む運動栄養療法が重要とされる.
◆現時点では十分なエビデンスがないが,周術期の運動栄養療法が周術期のリスクを軽減することが期待されている.

参考文献

1)Fried LP, Tangen CM, Walston J, et al:Frailty in older adults:evidence for a phenotype. J Gerontol A Biol Sci Med Sci 56:M146-156, 2001
2)サルコペニア診療ガイドライン作成委員会:サルコペニア診療ガイドライン2017年版,ライフサイエンス出版,2017
3)愛甲 丞,瀬戸泰之:消化器癌周術期における栄養療法,栄養-評価と治療(0915-759X)30巻4号Page 280-282,2013
4)Yamamoto K, Nagatsuma Y, Fukuda Y, et al:Effectiveness of a preoperative exercise and nutritional support program for elderly sarcopenic patients with gastric cancer. Gastric Cancer 20:913-918, 2017
5)Piraux E, Caty G, Reychler G:Effects of preoperative combined aerobic and resistance exercise training in cancer patients undergoing tumour resection surgery:A systematic review of randomised trials. Surg Oncol 27:584-594, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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