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文献詳細

雑誌文献

臨床外科73巻13号

2018年12月発行

文献概要

Reduced Port Surgery—制限克服のための達人からの提言・12

RPSによる右半結腸切除術

著者: 平能康充1 石川慎太郎1 岡田拓久1 原聖佳1 近藤宏佳1 石井利昌1 山口茂樹1

所属機関: 1埼玉医科大学国際医療センター消化器外科

ページ範囲:P.1499 - P.1503

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はじめに
 単孔式内視鏡手術を含めたreduced port surgery(RPS)を癌の根治術に適応する際に最も重要なことは,癌手術の原則を遵守し,これらの手技に起因した再発や合併症などを起こさないことと考える.これまでに筆者らは850例以上のRPS大腸切除を経験し,その安全性などに関して報告してきた1,2).本稿では右側結腸癌に対する単孔式内視鏡手術の右半結腸切除術の手術手技のコツやピットフォール,症例の選択などに関して述べる.

参考文献

1)Hirano Y, Hattori M, Douden K, et al:Single-port laparoscopic colectomy for colon cancer:experiences with 308 consecutive cases. Am Surg 84:565-569, 2018
2)Hirano Y, Hattori M, Douden K, et al:Short-term clinical and oncological outcomes after single-incision plus one port laparoscopic anterior resection for rectal cancer. Dig Surg 35:111-115, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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