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文献詳細

雑誌文献

臨床外科73巻2号

2018年02月発行

文献概要

Reduced Port Surgery—制限克服のための達人からの提言・2

総論—Needlescopic surgeryかSingle port surgeryか

著者: 多賀谷信美1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院外科

ページ範囲:P.220 - P.224

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はじめに
 手術の低侵襲性の追求により腹腔鏡が導入され,腹腔鏡下手術が標準術式として普及した.さらなる発展の過程において,腹腔鏡による標準術式でのアクセスルートの皮膚切開径を小さくしたneedlescopic surgery(NS)1〜3)と,皮膚切開数を減らしたsingle port surgery(SPS)2)よりなるreduced port surgery(RPS)が台頭してきた.本稿では,標準的な手術手技と比較したうえでのそれぞれの利点および欠点を整理し,これらの使い分けと今後の展開について記述する.

参考文献

1)Tagaya N, Kubota K:Reevaluation of needlescopic surgery. Surg Endosc 26:137-143, 2012
2)多賀谷信美:ラパコレUpdate—最近のコンセプトと手技.標準的ラパコレ.TANKO,Needle,RPS胆摘術.臨外71:1300-1303,2016
3)多賀谷信美:【内視鏡手術は新たなステップへ】Needlescopic Surgery.日外会誌117:370-375,2016
4)多賀谷信美,牧野奈々,斎藤一幸,他:経腟的胆囊摘出を伴う細径内視鏡下手術の経験.外科76:1280-1283,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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