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文献詳細

雑誌文献

臨床外科73巻6号

2018年06月発行

ひとやすみ・164

子供の出生に立ち会う

著者: 中川国利1

所属機関: 1宮城県赤十字血液センター

ページ範囲:P.682 - P.682

文献概要

 かつて出産は女性だけで行うものであり,産科医以外の男性が立ち会うことは非常識とされていた.しかしながら子育て参画が尊ばれる昨今,我が子の出生に立ち会う父親も多くなりつつある.私は3人の息子を授かったが,出生時の私のかかわり方を紹介する.
 最初の子供が生まれたのは,外科研修2年目であった.40年ほど前は現在よりも産科医が少ないこともあり,研修先の病院では通常の分娩は助産師が主に行い,問題がある分娩にのみ産科医が立ち会うことが慣例であった.午前1時55分という深夜でもあったため,分娩担当は当直のベテラン助産師1名のみであった.そこで初産で不安の強い妻の希望もあり,私も立ち会った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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