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文献詳細

雑誌文献

臨床外科73巻7号

2018年07月発行

文献概要

特集 最新版 “腸閉塞”を極める! 初期対応と診断

CTによる腸閉塞診断のポイント

著者: 平井千裕1 井上登美夫2

所属機関: 1横浜市立大学附属病院放射線部 2横浜市立大学院医学研究科放射線医学

ページ範囲:P.786 - P.789

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【ポイント】
◆腸閉塞の診断をする場合,横断像だけではなく適宜MPR像を利用し,腸管の走行を丹念に辿る必要がある.
◆腸管だけではなく腸間膜の所見や血管の走行も診断に有用である.
◆絞扼の有無の診断には造影CTが有用であるが,単純と造影の双方を撮影するほうがよい.

参考文献

1)Gore RM, Silvers RI, Thakrar KH, et al:Bowel obstruction. Radiol Clin N Am 53:1225-1240, 2015
2)壁島康郎,掛札敏裕:絞扼性イレウスに対する術前診断方法と治療成績.日腹部救急医会誌35:413-416,2015
3)堀川義文,岩尾憲夫,安田晶信:急性腹症のCT.へるす出版,1998,pp 116-117
4)Lazarus DE, Slywitsky C, Bennett GL, et al:Frequency and relevance of the “small-bowel feces” sign on CT in patients with small-bowel obstruction. AJR Am J Roentgenol 183:1361-1366, 2004
5)Ohira G, Shuto K, Kono T, et al:Utility of arterial phase of dynamic CT for detection of intestinal ischemia associated with strangulation ileus. World J Radiol 4:450-454, 2012
6)日本医学放射線学会(編):画像診断ガイドライン 2016年版.金原出版,2016,p 389

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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