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文献詳細

雑誌文献

臨床外科73巻7号

2018年07月発行

文献概要

特集 最新版 “腸閉塞”を極める! 疾患別 診断と治療

小腸腫瘍による腸閉塞

著者: 山形幸徳1 由良昌大1 大槻将1 森田信司1 吉川貴己1 片井均1 西田俊朗1

所属機関: 1国立がん研究センター中央病院胃外科

ページ範囲:P.818 - P.821

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【ポイント】
◆小腸腫瘍は上皮性腫瘍,非上皮性腫瘍,悪性リンパ腫,続発性腫瘍,ポリープに大別され,多種多様である.
◆いずれの小腸腫瘍も閉塞機転や腸重積の先進部たりうる.
◆画像診断で,小腸腫瘍が腸閉塞の原因と考えられた場合でも,腫瘍の質的診断を含む正確な術前診断は困難で,診断と治療を兼ねた外科的治療が選択される.
◆手術時の所見に応じて,小腸切除,リンパ節郭清,バイパスなどの術式を考慮する必要があり,臨機応変な対応が求められる.

参考文献

1)Hamilton SR, Aaltonen LA(eds):Pathology and Genetics of Tumours of the Digestive System. WHO Classification of Tumours, 3rd ed, vol 2. Lyon, IARC Press, 2000
2)荒木昭博:【小腸疾患:診断と治療の進歩】診療の進歩.小腸腫瘍.癌.日内会誌100:108-112,2011
3)山形幸徳,八木浩一,愛甲 丞,他:【外科医が知っておくべき小腸疾患】手術.小腸癌.臨外69:1104-1108,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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