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特集 最新版 “腸閉塞”を極める! 疾患別 診断と治療
小腸腫瘍による腸閉塞
著者: 山形幸徳1 由良昌大1 大槻将1 森田信司1 吉川貴己1 片井均1 西田俊朗1
所属機関: 1国立がん研究センター中央病院胃外科
ページ範囲:P.818 - P.821
文献購入ページに移動◆小腸腫瘍は上皮性腫瘍,非上皮性腫瘍,悪性リンパ腫,続発性腫瘍,ポリープに大別され,多種多様である.
◆いずれの小腸腫瘍も閉塞機転や腸重積の先進部たりうる.
◆画像診断で,小腸腫瘍が腸閉塞の原因と考えられた場合でも,腫瘍の質的診断を含む正確な術前診断は困難で,診断と治療を兼ねた外科的治療が選択される.
◆手術時の所見に応じて,小腸切除,リンパ節郭清,バイパスなどの術式を考慮する必要があり,臨機応変な対応が求められる.
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