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文献詳細

雑誌文献

臨床外科73巻9号

2018年09月発行

文献概要

昨日の患者

含蓄ある語を残す外来患者

著者: 中川国利1

所属機関: 1宮城県赤十字血液センター

ページ範囲:P.1072 - P.1072

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 外来での楽しみは,新たな患者との出会いと馴染み患者の治癒過程を観察することである.そして診療を介して様々な患者と語り合うことにより,医者稼業を堪能している.外来を受診するたびに,含蓄ある言葉を言い残す患者さんを紹介する.
 Tさんは80歳代後半の元教師で,大腸癌術後8年ほど経つが再発所見はない.そして定期検診を兼ねて外来をたまに受診しては,さり気なくつぶやく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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