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文献詳細

雑誌文献

臨床外科73巻9号

2018年09月発行

文献概要

Reduced Port Surgery—制限克服のための達人からの提言・9

RPSによる鼠径ヘルニア手術—単孔式TEP

著者: 和田則仁1 古川俊治1 北川雄光1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部一般・消化器外科

ページ範囲:P.1149 - P.1157

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はじめに
 鼠径部ヘルニアは良性疾患である.手術侵襲を加える以上は,術前より何かが良くなったと患者が実感できることが求められる.万が一にも術前よりも悪くなることだけは避けなければならない.単孔式内視鏡手術は多孔式に比べ整容性に優れていることから注目されているが,技術的困難性が高い手術である.自施設の術式が患者にとってどのようなメリットがあるのかを検証しつつ,その実施にはより慎重でなければならない.
 本稿では,われわれが行っている単孔式TEP(totally extraperitoneal repair)に関して,技術的な面を中心に概説する.

参考文献

1)和田則仁,古川俊治,北川雄光:鼠径ヘルニアの新しい治療法—Lichtenstein法.消外36:911-922,2013
2)和田則仁,古川俊治,北川雄光:鼠径ヘルニア修復術の各術式 腹腔鏡下手術TEP法.臨外71:1252-1259,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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