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88ディセクターを用いた下肢静脈瘤の瘤切除の手技
著者: 蜂谷裕之1 長澤雅裕1 蜂谷裕夫1
所属機関: 1蜂谷病院
ページ範囲:P.1168 - P.1169
文献購入ページに移動下肢静脈瘤の手術といえば,血管内焼灼術,抜去術,高位結紮術がある.これらの治療によって症状は取り除かれ,末梢静脈瘤も縮小・消失するといわれている.日帰り手術も増えてきているが,後出血のリスクから瘤切除までは行わない施設もある.しかし,瘤が目立つためスカートや半ズボンをはきづらいなど,整容面で悩んでいる患者も現状では多い.そのため,瘤切除もしっかり施行してあげることが,下肢静脈瘤治療の満足度を上げるために重要である.当院での下肢静脈瘤治療は,1泊2日で行っている.瘤切除の傷を「小さく・少なく」するために作成した88(ハチ・ヤ)ディセクター(剝離子)を用いた手技を紹介する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2021年9月末まで)。
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