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文献詳細

雑誌文献

臨床外科74巻1号

2019年01月発行

文献概要

特集 当直医必携!「右下腹部痛」を極める 基礎

右下腹部の解剖と回盲部の吸収・免疫機能

著者: 岡本耕一1 神藤英二1 梶原由規1 上野秀樹1

所属機関: 1防衛医科大学校外科学講座

ページ範囲:P.6 - P.9

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【ポイント】
◆右下腹部には,消化器系,尿路系および生殖器系臓器と血管が立体的に存在し,その解剖の熟知が肝要である.
◆回腸末端部は胆汁酸やビタミンB12の吸収を行うため,その切除により下痢や巨赤芽球性貧血を生じる可能性がある.
◆回腸末端部は,未熟な免疫担当細胞を腸内細菌等により感作・成熟させ,全身に循環させる起点となる免疫臓器である.

参考文献

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2)Drake RL, et al(著),塩田浩平,他(監修・監訳):グレイ解剖学 原著第3版,4腹部:体表解剖,エルゼビア,2016,p 270
3)Wakeley CPG:The position of the Vermiform Appendix as Ascertained by Analysis of 10,000 Cases. J Anat 67:277-283, 1933
4)岡本道雄(監訳):Sobotta図説人体解剖学 第5版,原著第21版,第2巻 体幹・内臓・下肢,2002,医学書院,p 209
5)坂井建雄,他(監訳):プロメテウス解剖学アトラス 胸部/腹部・骨盤部,医学書院,2015,p 291
6)坂井建雄(監訳):プロメテウス解剖学コア アトラス,医学書院,2015,p 243
7)岡本道雄(監訳);Sobotta図説人体解剖学 第4版,原著第19版,第2巻 胸部・腹部・骨盤部・下肢,医学書院,1999,p 232,p 235
8)Johnson CD, Kudsk KA:Nutrition and intestinal mucosal immunity. Clin Nutr 18:337-344, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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