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文献詳細

雑誌文献

臨床外科74巻1号

2019年01月発行

文献概要

特集 当直医必携!「右下腹部痛」を極める 非腫瘍性疾患の治療

炎症性腸疾患

著者: 板橋道朗1 大森鉄平2 谷公孝1 中尾紗由美1 番場嘉子1 小川真平1 山本雅一1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器・一般外科 2東京女子医科大学消化器内科

ページ範囲:P.53 - P.58

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【ポイント】
◆非特異的に右下腹部痛を訴えることも稀ではなく,中毒性巨大結腸症の合併に特に注意すべきである.
◆炎症性腸疾患の手術では,腸管のびまん性炎症,著明な浮腫があり腸管が脆弱であることが特徴である.
◆クローン病では,処理をする腸間膜の著明な肥厚を伴っている場合が多く腸間膜処理に難渋する場合がある.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年1月末まで)。

参考文献

1)厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」(鈴木班):平成29年度 改訂版 潰瘍性大腸炎・クローン病 診断基準・治療指針.平成29年度分担研究報告書 別冊,2018
2)Anzai H, Hata K, Kishikawa J, et al:Appendiceal orifice inflammation is associated with proximal extension of disease in patients with ulcerative colitis. Colorectal Dis 18:278-282, 2016
3)Kobashigawa T, Nanke Y, Oda H, et al:Bowel lesions of Behçet's disease are frequently detected in non-ileocecal regions as well as in the ileocecum. J Tokyo Wom Med Univ 80:132-138, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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