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文献詳細

雑誌文献

臨床外科74巻10号

2019年10月発行

文献概要

特集 腹腔鏡下胃手術のすべて 基礎編

早期胃癌に対する腹腔鏡下幽門側胃切除術

著者: 李相雄1 田中亮1 今井義朗1 本田浩太郎1 内山和久1

所属機関: 1大阪医科大学一般・消化器外科

ページ範囲:P.1169 - P.1175

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【ポイント】
◆適切なポート配置,肝外側区域・肝円索の挙上で術野を確保する.
◆生理的癒着を外して解剖学的位置関係を明らかにし,郭清時のランドマークを設定する.
◆間膜切離に際しては奥行きのある面状展開を保持し,切離部に適切な緊張をかける.
◆早期胃癌に対する予防的郭清では動脈周囲神経叢の外側(outermost layer)で郭清を行う.
◆術者左手の組織牽引で“outermost layer”を「剝離可能層」として視認し,これを左右に広げて連続させる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年10月末まで)。

参考文献

1)Katai H, et al: 55th Annual Meeting of the American Society of Clinical Oncology; ASCO2019, #4020
2)Kim HH, Han SU, Kim MC, et al; Korean Laparoendoscopic Gastrointestinal Surgery Study (KLASS) Group: Effect of Laparoscopic Distal Gastrectomy vs Open Distal Gastrectomy on Long-term Survival Among Patients With Stage I Gastric Cancer: The KLASS-01 Randomized Clinical Trial. JAMA Oncol 5: 506-513, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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