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文献詳細

雑誌文献

臨床外科74巻10号

2019年10月発行

文献概要

特集 腹腔鏡下胃手術のすべて 基礎編

早期胃癌に対する腹腔鏡下噴門側胃切除術

著者: 桜本信一1 椙田浩文1 大矢周一郎1 渡邉健次1 伊藤直1 青山純也1 藤原直人1 宮脇豊1 佐藤弘1

所属機関: 1埼玉医科大学国際医療センター上部消化管外科

ページ範囲:P.1198 - P.1205

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【ポイント】
◆胃後壁と膵前面の癒着を十分剝離して短胃動静脈の丈を長く確保し,胃脾間膜を処理する.
◆小網を右胃動脈および肝下縁に沿って切離して胃を下垂させ,膵上縁を展開し膵上縁郭清を行う.
◆術後逆流性食道炎および通過障害の防止・軽減をはかる.残胃と横隔膜を縫着し,食道裂孔ヘルニアを防止する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年10月末まで)。

参考文献

1)Kitano S, Adachi Y, Shiraishi N, et al:Laparoscopic-assisted proximal gastrectomy for early gastric carcinomas. Surg Today 29:389-391, 1999
2)Uyama I, Sugioka A, Fujita J, et al:Completely laparoscopic proximal gastrectomy with jejunal interposition and lymphadenectomy. J Am Coll Surg 191:114-119, 2000
3)Sakuramoto S, Yamashita K, Kikuchi S, et al:Clinical experience of laparoscopy-assisted proximal gastrectomy with Toupet-like partial fundoplication in early gastric cancer for preventing reflux esophagitis. J Am Coll Surg 209:344-351, 2009
4)桜本信一,片田夏也,山下継史,他:腹腔鏡下噴門側胃切除におけるリンパ節郭清—脾動脈周囲の術野展開〜後腹膜から膵剝離法.手術64:1925-1932,2010
5)日本胃癌学会(編):胃癌治療ガイドライン医師用.2018年1月改訂 第5版.金原出版,2018
6)西崎正彦,黒田新士,菊地覚次,他:逆流性食道炎が生じにくい観音開き法債権の手技と特徴.臨外74:832-835,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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