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特集 腹腔鏡下胃手術のすべて 応用編
ロボット支援下胃切除術の現状と実際
著者: 久森重夫1 小濱和貴1 坂井義治1
所属機関: 1京都大学消化管外科
ページ範囲:P.1235 - P.1244
文献購入ページに移動◆適応:大動脈周囲リンパ節郭清症例を除く,すべての胃癌症例をロボット支援下胃切除術の適応としている.
◆手技のコツ・工夫:手振れのない安定した術野で,膵組織を圧迫せず,Monopolarの関節機能を最大限生かし,剝離可能層をトレースする郭清操作を心掛ける.
◆現状と展望:進行胃癌に対するロボット支援下胃切除術では,従来の腹腔鏡手術と比較して術後合併症の減少が期待される.ロボット支援下胃切除術は,進行胃癌に対する集学的治療の一環として真のminimally invasive surgeryとなるだけでなく,内視鏡外科医の手術環境を改善させうる有益なプラットフォームとなることが期待される.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年10月末まで)。
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