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Reduced Port Surgery—制限克服のための達人からの提言・22
RPSによる減量外科手術
著者: 網木学12 関洋介1 笠間和典1
所属機関: 1四谷メディカルキューブ減量外科 2川崎幸病院外科
ページ範囲:P.1258 - P.1263
文献購入ページに移動本邦での減量外科手術は,2014年に腹腔鏡下スリーブ状胃切除術(laparoscopic sleeve gastrectomy:LSG)が保険収載されたことを契機に,施行件数が増加している(2015年258例,2016年310例,2017年471例1)).現在,最も行われているconventional LSG(CLSG)は,ポート配置などに関しては施設間に違いはあるものの,術者と第一助手が協調して術野を展開する点に異論はないものと思われる.一方,reduced port sleeve gastrectomy(RPSG)では,術者1人とスコピストのみで手術を行う必要があり,難易度が高くなる2).そのため,RPSGを導入する際には,CLSGに習熟しているのみならず,RPSG独特の困難性を理解し,十分な準備をして臨むべきである.本稿では四谷メディカルキューブで行っているRPSGの手技を提示する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年10月末まで)。
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