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文献詳細

雑誌文献

臨床外科74巻11号

2019年10月発行

文献概要

増刊号 すぐに使える周術期管理マニュアル Ⅱ章 併存症をもつ患者の評価とその術前・術後管理 腎疾患

腎不全

著者: 金子智之1 西松寛明2 中川徹1

所属機関: 1帝京大学医学部泌尿器科 2同愛記念病院泌尿器科

ページ範囲:P.62 - P.64

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術前評価
●腎機能評価と腎不全の定義
●慢性腎臓病(CKD)は,腎障害や腎機能の低下が持続する疾患である.CKDは,①GFR<60 mL/分/1.73 m2もしくは,②尿異常,画像診断,血液,病理で腎障害の存在が明らかな場合〔特に0.15 g/gCr以上のタンパク尿(30 mg/gCr以上のアルブミン尿)の存在が重要〕,のいずれかが3か月以上持続する状態と定義されている1)

参考文献

1)日本腎臓学会:エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018.東京医学社,2018
2)AKI(急性腎障害)診療ガイドライン作成委員会:AKI(急性腎障害)診療ガイドライン2016.東京医学社,2016
3)薬剤性腎障害の診療ガイドライン作成委員会:薬剤性腎障害診療ガイドライン2016.日腎会誌58:477-555,2016
4)日本腎臓学会・日本医学放射線学会・日本循環器学会:腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドライン2012.東京医学社,2012
5)NSFとガドリニウム造影剤使用に関する合同委員会:腎障害患者におけるガドリニウム造影剤使用に関するガイドライン第2版.2009
6)Bell S, et al:Management of post-operative acute kidney injury. QJM 110:695-700, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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