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増刊号 すぐに使える周術期管理マニュアル Ⅱ章 併存症をもつ患者の評価とその術前・術後管理 その他
抗凝固薬・抗血小板薬使用時
著者: 新本春夫1
所属機関: 1公益財団法人日本心臓血圧研究振興会附属 榊原記念病院 末梢血管外科
ページ範囲:P.86 - P.89
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●抗凝固薬や抗血小板薬を内服している場合には,脳および心血管系の疾患に関する既往歴,治療歴を患者本人だけでなく家族からも入念に聴取することが肝要である.
●当該薬物を処方した医師に原疾患と現在の病状,薬剤の一時中止の可否,周術期の注意点や中止した場合の術後再開時期などを問い合わせる.
●抗凝固薬や抗血小板薬を内服している場合には,脳および心血管系の疾患に関する既往歴,治療歴を患者本人だけでなく家族からも入念に聴取することが肝要である.
●当該薬物を処方した医師に原疾患と現在の病状,薬剤の一時中止の可否,周術期の注意点や中止した場合の術後再開時期などを問い合わせる.
参考文献
1)Fleisher LA, et al:ACC/AHA 2007 guidelines on perioperative cardiovascular evaluation and care for noncardiac surgery. Circulation 116:e418-e499, 2007
2)Task Force for Preoperative Cardiac Risk Assessment and Perioperative Cardiac Management in Non-cardiac Surgery, European Society of Cardiology(ESC), Poldermans D, et al:Guidelines for pre-operative cardiac risk assessment and perioperative cardiac management in non-cardiac surgery. Eur Heart J 30:2769-2812, 2009
3)日本循環器学会:循環器病の診断と治療に関するガイドライン.循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン(2009年改訂版)〔http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_hori_h.pdf〕(アクセス日:2019年4月30日)
4)日本循環器学会:循環器病の診断と治療に関するガイドライン.心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版)〔http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2013_inoue_h.pdf〕(アクセス日:2019年4月30日)
5)藤本一眞,他:抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン.Gastroenterol Endosc 54:2075-2102,2012
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