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増刊号 すぐに使える周術期管理マニュアル Ⅲ章 術式別の術前・術中・術後管理 食道
胸腔鏡下食道切除術
著者: 菊池寛利1 平松良浩12 川田三四郎1 神谷欣志1 竹内裕也1
所属機関: 1浜松医科大学医学部外科学第二講座 2浜松医科大学医学部周術期等生活機能支援学講座
ページ範囲:P.99 - P.102
文献購入ページに移動●外来初診時
採血,尿検査,胸腹部X線,心電図,呼吸機能検査などを行い,併存疾患の有無や呼吸機能などを評価する.可能であれば初診当日より周術期チームによる介入を開始する.食道癌の治療日記(当院作成)を渡し,手術に向けての治療計画の共有や患者の治療意識向上を図る(資料1).
喫煙中の場合には禁煙を徹底し,必要に応じて禁煙外来の受診を勧める.呼吸機能検査の結果にかかわらず,スーフル(ポーラファルマ)およびコーチ2(スミスメディカル)を購入していただき,使用法について動画を用いて説明し,呼吸機能訓練を開始する(図1).
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